エチニルエストラジオール低用量ピルの避妊効果と安全性

望まない妊娠を避けるための方法として、ピルを使って避妊をする方法があります。
ピルには低用量ピルと中用量ピル、高用量ピルがあり、妊娠を避けたい人が日常的に使用するのは低用量ピルになります。
低用量ピルは含まれている成分の内、エチニルエストラジオールなどのエストロゲン剤(卵胞ホルモン剤)の量が少ないピルのことで、中用量、高用量のものよりも副作用の危険性が低くなっていることが特徴です。
中用量ピルは日本で1999年に低用量ピルが認可される前までは主流として使われており、現在でも避妊をしないでセックスをしてしまったなどの時に緊急避妊薬として使われたり、卵巣機能不全や月経困難症、月経周期異常などの治療用に用いられています。
高用量ピルは中用量ピルよりも多くのエストロゲン剤の効果が必要な時に使用されるものです。
エチニルエストラジオールは妊娠を防止する目的だけでなく、前立腺がんや閉経後の末期乳がんなどの治療用としても使われている成分です。
エチニルエストラジオールは前立腺がんなどの治療に使われる反面、エストロゲンによって成長する腫瘍である乳がんや子宮がん、子宮筋腫などに使用してしまうと、それらのがんを悪化させてしまうこともあるので、服用には注意が必要です。
そのため妊娠防止のために低用量ピルを服用したい場合でも、まず婦人科で相談し、診察を受けて処方してもらうのが一番安全なピルの利用の仕方と言えます。
例えば35歳以上で1日に15本以上タバコを吸う人や、乳がんや子宮体がんの疑いがある人、酷い偏頭痛のある人などは低用量ピルでも服用出来ない場合があります。
初めてピルを使おうとする時は、医師に相談して、自分の体にとって安全かどうかを確認してから利用をするのが良いでしょう。